●スクーターのお部屋・目次 ●シート高についての私論 ●SPEC ●紹介・その1 ●紹介・その2 ●紹介・その3 ●パワーチェック ●ボアアップ
シャーシ、ボディー等の車体まわりは125FXも180FXRもほぼ変わりません。そこで共通と思われる所を先に書いておきます。
取り回し ボディーの取り回しは車重が軽いせいもあってやり易いです。ハンドルもカウルごと動くので楽だと思います。メインスタンドは片足で少し押してやるだけですんなり上がります。サイドスタンドはヨーロッパの規制により出した状態で止まらないタイプで国産車とは違います。車体を起こした瞬間にバネでバーンと戻ります。ですから、サイドスタンドで駐車しておくと、後ろから一寸押されただけでサイドスタンドが戻って転倒してしまいます。駐車しておく場合はメインスタンドをかけた方が良いでしょう。
積載性 メットインにはフルフェイスが1ヶ入ります。但し、頭頂部に大きなディフューザーの付いた製品はシート裏に当たります。ヘルメットを入れてしまうと他にはほとんど入りません。また、ヘルメットホルダーも付いていません。フロント側にはインナーラック、BOXやコンビニフックも付いていません。ノーマルではリアキャリアは付いておらず、オプションになります。その場合、リヤ部のカウルに穴を開けて取り付ける必要が有ります。リアキャリアの上にBOXを付ければかなり積めるでしょう。
操作性・メーター スイッチ類等は標準的な物で問題有りません。ミラーもしっかり見えます。但しウインカー作動時でも無音なのでカチカチ音に慣れていると戻し忘れる事も有ります。私の125FXにはライトスイッチが付いていますが、ライトの点灯もメーターのインジケータで確認出来るのは便利です。
燃料計は満タン時から暫く動かず、ある程度減ってくると針が動きます。リザーブになるとインジケーターランプが点灯するのも便利です。水温計は季節のせいかほとんど動きませんでした。速度計は見やすい物でトリップメーターが付いているのも便利です。メーター類は夜間でもよく見えます。
フレーム・ポジション スクーターとしては群を抜く高剛性なフレームなので、コーナーでもしっかりしています。サスペンションをMAROSSIに変更する事で更に良くなりました。但し、エンジンマウントがわりと緩いのでそれを感じる事も有ります。同じ道を80km/hで走っていてもJOG90やJoker90に比べて抜群に安定しています。操縦性も素直なモノだと思います。バンク角も通常の運転ではスタンド等をする事も有りません。
高いシート高についてはこちらをご覧下さい。座ったポジションは自然で無理の無いものです。シートも適度な固さで疲れません。乗車、降車時にはフロア側から足を通せないので通常のオートバイと同様に後ろ側からまたぐ必要があります。また、背が高い割には幅が狭く、ハンドル切れ角も大きいのですり抜けも結構出来ます。ミラーを少し小さくすればかなりの所まで行けると思われます。
ブレーキ フロントに比べてリヤの方がタッチがダイレクトで良く効きます。急停止時にはリヤがロックする程です。パッドの当たりが出てきたらフロントのタッチもだいぶん変わってきました。なお、納車時からフロントは大径ディスク化したのでノーマルディスクでの効きについては不明です。
スクリーン フロントのスクリーンは国産250ccクラス程の防御性は有りませんが、そこそこ風を遮ってくれます。
始動性 一発目の始動性は悪くありません。数日乗らないでもセル一発で目覚めます。しかし、季節のせいか、オートチョーク不良なのか、暖気運転時にはアクセルを煽ってやらないとエンストします。暖気運転時には盛大に白煙を吐きます。エンジンが暖まってくると煙は見えなくなります。
セルだけでなくキックが付いているのも押しがけの出来無いスクーターにとって、いざという時に助かります。
アイドリング時 125ccの時点でも単気筒故かアイドリングでハンドルにかなりの振動が有ります。ミラーも細かくぶれていて見にくい事もあります。この振動は回転を上げてやると収まってきます。
加速・最高速 125ccでも15PSの出力が有ります。これは4ストスクーターだと150ccクラスと同等です。フルノーマルエンジンで駆動系のみいじっただけでも、国産原付二種クラスは敵では有りません。マジェスティ等の250ccクラスのフル加速でも同等以上の速さをみせてくれます。乗っていて特に遅いという感じは有りませんでした。
最高速は首都高でメーター読み125km/hくらいまで確認しました。100km/hでの巡航も楽々こなせます。
エンジンフィーリング 低い回転では単気筒らしい爆発を感じます。しかし、回転を上げるに従ってスムーズに廻りだします。吹け上がりも軽く、2ストらしくガンガン廻して走ると気持ち良いです。
燃費 納車時からMAROSSIのバリエータ(プーリー)とクラッチスプリングを組んで高回転で廻していたのと、暖気を長めにしていたせいか、平均で19.5km/lとリッター20kmを切っていました。駆動系の設定や乗り方次第で20km/lは行くと思います。
12Lというタンク容量から満タンで200kmの航続距離が有るので通常での不安は有りません。
音 ノーマルエアクリーナーなので吸気音はほとんど気になりません。排気音は低回転ではドンドンといった低めの音ですが、回転を上げるに従って高めの音になります。なお、触媒付きマフラーはかなりの高温になります。
元々Runnerの車体は125として設計されています。180は後から出てきたメーカー純正のボアアップ版とも言えます。銀翼400みたいに銀翼600のエンジンのみスケールダウンした物とは全く違います。日本では永らく180のみ販売されていた為、180を基本として考えている方が多いですが、イタリア本国などヨーロッパでは125の方がポピュラーです。その中で125ccスクーターでロングセラーになるだけの魅力が有ります。エンジンも一般道では十分速くてパワフルだと思います。スタイルも日本車には無いデザインなので他人より速い原付二種スクーターをお乗りになりたい方は選択肢の一つに加える価値が有ると思います。
| バージョン | 組み込みパーツ | 車両本体価格 |
| フルノーマル | 無し | \410,000 |
| MALOSSI-COMP スペック 1 | フロントフォーク F32S マルチバリエーター クラッチスプリング ケブラーベルト |
\498,000 |
| MALOSSI-COMP スペック 2 | マルチバリエーター デルタクラッチ ケブラーベルト |
\447,000 |
●スクーターのお部屋・目次 ●シート高についての私論 ●SPEC ●紹介・その1 ●紹介・その2 ●紹介・その3 ●パワーチェック ●ボアアップ