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Gilera Runner購入記(& 2st Maxi Scooter Spec List)


※この文章は筆者の独断と偏見に基づく物です。そういうのが嫌いな方は読まずにこちらへどうぞ。

何故、3台目か

 最初は単に足のつもりで買ったスクーターでしたが、すっかりはまってしまいました。Joker90とJOG90の2台で街乗りや近場は問題無いのですが、ツーリングにも行きたいという欲が出てきました。元々昔の学生時代にバイクに乗っていた頃には北海道から九州まで色々と行ったのを思い起こします。社会人ともなると長期休暇を取るのは難しいですが一泊程度なら可能です。さて、距離を乗るとなると車体が大きな方が疲れないですし、高速道路に乗れた方が費用はかかっても遠くまで行くのが楽に出来ます。そこで、原付二種ではなく、軽二輪以上のいわゆるBig Scooterを選ぶ事にしました。

21世紀に2スト車を買う

 筆者がバイクの免許を取った二昔以上前(原付がノーヘルで60km/h自主規制も無い頃)には国産車でも2ストローク車は数多くラインナップされていました。教習車もスズキGT380だったくらいです。その頃最初に乗っていたヤマハGR50で2ストは速いけど、燃費が悪く、煙も多くマフラー先端は油ベトベトというイメージが有り、GR50を手放して以降ずっと4ストでした。
 数年のブランクを経て乗ったJoker90でしたがオイルのせいか昔程の煙も無く、その吹け上がりですっかり2ストを見直しました。どうせなら3台目も2スト車でという気になります。
 ところがあれだけラインナップされていた2スト車も大排気量からどんどん4スト車に置き換わって、RZ250から始まるレーサーレプリカブームを経て、馬力自主規制や排ガス規制が厳しくなるにつれ車種が減っていき、2001年現在では国内4メーカー共に公道用では原付1種、2種の小排気量のみになってしまいました。
 ヨーロッパではイタリアで今も2スト車を作っていますが、ユーロでも排ガス規制は段階的に厳しくなっており、2003年になるともう現在の2ストそのままではクリア出来なくなると予想されます。その為にイタリアでも125クラスまで4スト化へ移行している最中と言えます。 つまり、軽2輪クラスで2スト新車を手に入れるとすれば2002-2003年頃が最後のチャンスという事になるかもしれません。
 4スト車はこの先もどんどん新製品が出て来るし、新車購入も容易ですが2ストだとそうも行かないという事になります。燃費が多少悪くても学生時代程にガソリン代に困っている訳では無いし、この先あの瞬発力を味わえない可能性が高くなる事を考えるとここは是非2スト新車を手に入れておきたい所です。
 なお、原付1,2種レベルでは数年は2ストが有るでしょうが、ホンダ等は50ccスクーターまで4スト化を推進中なのは皆さんご存知の通りです。

車種選定

 軽二輪というカテゴリーで2ストとなると思ったより車種が限られて来ます。ミッション車ではapriliaのRS250のみですが、このスズキRG250Vγエンジンを載せたバイクは、もろにレーサーレプリカで有り、ヘタレなおじさんの私には向きません。やはりスクーターという事になります。そこで2001-02年現在で日本で新車購入可能な2スト軽二輪スクーターを比較してみます。なお、aprilia SR150は2001年は輸入されていませんが、販売店に在庫が有ります。また、比較参考の為に以前成川商会が輸入していたHexagon150と国産唯一の2スト軽二輪スクーターのヤマハCZ150Rのスペックもあげておきます。こうしてみるとCZ150R以来、このカテゴリーには国産は無いですね。輸入車という事になるとパーツ入手に時間がかかる等でセカンドカーが有った方が安心ですが、私には既にJoker90もJOG90も有るので問題は有りません。

2-Stroke MAXI Scooter Spec List
make aprilia Gilera Honda italjet Piaggio YAMAHA
name SR150 Runner180 FXR-DD/SP Phanteon150 Dragster180 Hexagon150 CZ150R
Displacement排気量(cc) 149.98 175.8 149.5 175,75 150 141
Bore(mm) 60.6 65.6 59.1 65.6 60.6 60.0
Stroke(mm) 52.0 52.0 54.5 52.0 52.0 50.0
Cooling Forced Air Liquid cooled Liquid cooled Liquid cooled Liquid cooled Liquid cooled
Compression Ratio 9.19:1 9.8:1 6,8:1 N/A ? 6.8:1
Carburettor Mikuni VM20 Dell'orto PHVB 20.5/
Mikuni VM20
Dell'orto PHVA20 Dell'orto PHVB 20.5 Mikuni VM20 24mm Bore
Maximum power N/A*1 21Bhp/8,000rpm 15kW/8000rpm 17PS/6,750rpm(99) 12,4kW/7.000rpm(02) 19,41hp/8000rpm 12.6kw/8000rpm 15.6PS/7750rpm 11.4kW/7.750rpm 17PS/6500rpm
MaxTorque N/A 19Nm/7000rpm 18.3Nm/4750(D) 1.8kg-m/6,500rpm(99) 17,4Nm/6.500rpm(02) 18.3Nm/4750rpm 14.5Nm/7250rpm 1.9kg-m/6000rpm
Length(mm) 1930 1,780 2.070 1775 1960 1930
Width(mm) 7000 720 735 680 725 725
Height(mm) 1110 1,210 1,425 ? 1170 1135
Wheelbase(mm) 1330 1.303 1,450 1310 1400 1250
Seat height 837 815 745 790 ? 770
Dry Weight (kg) 112 107 144.5 109 125 107
Weight (kg) - 116 - - 138 -
Front Suspension telehydraulic fork dia 30 mm., travel 90 mm 35mm Dia. hydraulic telescopic fork 33mm telescopic fork, 89mm axle travel S.I.S.(Sistema Indipendente di Sterzo) with single hydropneumatic shock-absorber with adjustable spring Trailing link and monoshock telescopic fork
Rear Suspension engine functions as oscillating fork, linked to the frame by connecting rod assemblies supported by two silent blocks. Hydraulic double effect single shock absorber in lateral position, travel 72 mm Single arm with hydraulic double effect damper and adjustable helicoidal spring Single damper unit swingarm, 96mm axle trave single hydropneumatic shock-absorber with adjustable spring Swingarm and mpnoshock Twin hydraulic shock-absorber
Tyres(F) 130/60-13 120/70-12 110/90-12 64J 120/70-11 110/80-10 100/90-10 56J
Tyres(R) 130/60-13 130/60-13 130/70-12 62L 130/60-13 130/70-10 100/90-10 56J
Front Brakes stainless steel disc brakes dia 190 mm. with racing caliper and two opposed pistons dia 32 mm. dia 220 mm stainless steel floating disc with dual piston calliper 240 x 4mm hydraulic disc with Combined three-piston calliper, drilled rotor and resin mould pads front disk brake dia 175 mm Disk brake dia 175mm Drum
Rear Brakes drum brakes, dia 140 mm with expansion brake-shoes dia 240 mm stainless steel disc, calliper with two opposed pistons 160mm hydraulic drum with Combined Brake System rear disk brake dia 240 mm Drum brakes, dia 140 mm Drum
Fuel tank Capacity 7.85 12 12 12 10 6.2
note 110 km/h(D) *2 130 km/h Activated Radical Combustion (ARC) - 110 km/h 105km/h
Price (yen) 299,000 *3 435,000 429,000 *4 495,000 435,000 310,000 (1987)

*1 同じ空冷150ccのSkipper150で14.3PS(10.5kW)/7500rpm,14Nm/7000rpm Motorrad.netより
*2 (D)はドイツ仕様 Motorrad.netより
*3 02/3以前のボスコモト価格は\425,000
*4 PIT IN AUTOでの価格

これら以外にPiaggio Hexagon180LXT(前後11インチ)やPiaggio skipper150(2T)も有りますが、日本にはほとんど入ってきていないので割愛しました。気になる方はこちらをご参照下さい。では各車の特徴を私なりに見てみます。

aprilia SR150

 SR125の排気量拡大版で、メットインの大きさは並みです。スタイルは同じ apriliaのAREA51程奇抜ではなく、ヨーロッパのスポーツスクーターらしい感じです。リアテール等はイタリアらしいデザインですね。前後13インチなのもポイントでしょう。エンジンは、piaggioから供給を受けていてskipper125/150と同じく空冷です。SR50はミナレリ製の水冷ですのでSR125/150もHexagon/Runner用の水冷になって原田レプリカカラーが出たら欲しくなるところです。(02/4追記)輸入元がアプリリアジャパンに変わり、大幅に価格改定されて非常にリーズナブルになりました。空冷を気にしなければ買いですね。

Gilera Runner180FXR

 piaggioがジレラブランドで出したスポーツスクーターで、流麗なイタリアンスタイルに水冷180ccエンジンを搭載しています。メットインの大きさは並みです。マロッシをはじめとして各社から様々なパーツが出ているのもポイントです。

HONDA Phanteon150

 ホンダイタリア生産のモデルでフォーサイト250(MF04)にAR燃焼技術を用いた水冷2ストエンジンを搭載しています。スタイルはほぼフォーサイトそのままなので、海外生産車の割には新味が無いとも言えます。但し、エンジン以外のカウル類等の純正パーツや前後タイヤの入手が容易と思われます。メットインを含むトランクスペースも一番広大ですが、車体も250並みなので重いです。これで排気量が200cc以上になるか、150ccのままでもエンジンを軽量なフリーウェイ(MF02)の車体に搭載ならば欲しい所です。

italjet Dragster180

 Piaggioから供給されたRunner180FXRとほぼ共通のエンジンを独自のフレームに搭載しています。フロントのSISというハブステアも特徴です。トラスフレーム剥き出しのアグレッシブなスタイルは魅力的ですがメットインは半キャップ程度しか入りません。ツーリング用途には辛いモノが有ります。フロント11インチタイヤの入手性も気にかかる所です。ヘッドライトが暗いという欠点も聞きます。良くも悪くもスタイル優先と言えましょう。このスタイルに惚れ込んだら買いだと思います。

Piaggio Hexagon150

 リヤにトランクスペースを持つツアラーで独特のデザインです。イタリア本国のラインナップは4ストに切り替わっています。成川商会も既に数年前に輸入を中止しており、新車だと並行輸入車という事になります。パーツの入手も心配です。

 いずれもそれぞれ魅力の有るスクーターですが、以前にtamaoさんに乗せていただいた速さの第一印象も有ってGilera Runnerに決定しました。通常ならば成川商会扱いの180FXRを購入する所ですが、WiLD-LiONに行った時に中村さんに(株)ベスパ経由でFX125を入れられるという話を聞き注文しました。排気量125ccでもMalossi172ccシリンダーを組んで軽二輪登録する予定なので問題有りません。2001年秋に注文しましたが同時多発テロの影響等も有って2001年末にやっと日本に届き、登録は年が明けて1月半ば過ぎになりました。

Runner125FX-DDのご紹介・その1へ続く

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