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Joker90(SRX90)のページ(基礎編)


原付2種スクーターのすすめ 

原付スクーターというとほとんどの方が50cc、いわゆるゼロハンのスクーターを思い浮かべると思います。
しかし、それは原付でも1種の方です。免許を取るのが簡単だったり、自動車の免許で乗れたりという利点があります。
手軽に乗れるせいか、街でも多く見かけますが、欠点もあります。
まず、制限速度が30km/hという低速である事や交差点によっては2段階右折になります。
それに、現在売られている50ccの原付は60km/h以上出ないようにリミッターが付いています。
車の流れに乗れないというのは非常に危険でもあります。
リミッターも改造する事で無効にする事が出来ますが、元々それ程スピードを出す事を前提に設計されていないため、無理がかかりますし、スピード違反で捕まった場合にはシャレになりません。
原付2種は51cc〜125ccまでの排気量です。制限速度は60km/hですし、税金、保険なども50ccに比べてそう高い訳ではありません。
では、125ccが良いかというと、現在の125ccクラスは車体も大きく、その上の軽二輪(126〜250cc)と同じ車体に125ccのエンジンを積んだものもあります。これでは、原付の利点である小回りの良さが半減です。
125ccを購入するのであればむしろ現在多く出てきた250ccクラスのビッグスクーターを検討するべきでしょう。
私のおすすめは、ずばり、90〜110ccのミドルクラススクーターです。
このクラスは50ccと共通の車体に倍近い排気量のエンジンが載っているため、加速、最高速共にゼロハンとは次元が違います。それでいて、値段、維持費や取り回しはゼロハンと大差ありません。
一番問題になるのは免許でしょうが、大型自動2輪と異なり、中型(普通)自動2輪免許はその辺の教習所で取る事が出来ます。持っておいて損はありません。もちろん、小型自動2輪免許でも平気ですが、手間と費用、それに後々の事を考えると中型(普通)自動2輪免許をとっておくべきでしょう。
自動2輪の免許を持っている貴方なら、あとはお金を持ってバイク屋さんへ行くだけですね。

    

上のリアビューが原付2種です。90cc以上はピンクのナンバーになります。(市町村によっては違う事も有ります) 白△はナンバーの上に来る場合もあります。自動車のドライバーは上のリアビューを見たら50ccとは加速も最高速も違いますからあおらない様にして下さいね。


スクーターの選び方(独断編、なぜJokerか?)

スクーターというとVespaを思い浮かべる方も多いでしょう。イタリア生まれのVespaは熱狂的なファンも多く世界各国にユーザークラブを持っています。
 しかし、どうしてもVespaじゃなくっちゃという方以外にはおすすめしかねます。
基本設計の古いイタリア車というのは日常の足にするには不安があります。例えば、混合給油がそうです。2サイクルでは、ガソリン以外に2ストオイルが要りますが、現行の日本製をはじめとする新型車ではレーサー等の特殊な車両を除くと分離給油です。ガソリンタンクと別に2ストオイルタンクタンクとオイルポンプを持っているのが一般的でしょう。混合給油だと、ガソリンを入れる度にガソリンに2ストオイルを混ぜないとなりません。他にも、エンジン、サスペンション、ブレーキ等々基本設計の古さの呪縛は多々あります。Vespaを作っているPiaggio自身もVespaだけでなくモダンスタイルのスクーターをGILERAブランドで製造したり、4ストのNew Vespaを出しているのがVespaの限界を示していると言えます。例えて言えば、Roverが作っているMiniみたいなものでしょう。スタイルを別にすると、信頼性、整備性、ノーマルでの速さ、コストパフォーマンス等はモダンスクーターに及びません。そうなると、やはり国産スクーターという事になります。何といっても日本は世界に冠たるバイク生産国ですからね。Vespa以外の外車や逆輸入車という選択もありますが、90〜110ccクラスにはあまり候補車がありませんでした。

さて、スクーターのスタイルには後ろ上がり型のモダンなものと非後ろ上がり型のレトロなものがあります。
後ろ上がり型は前方のレッグシールドの角度が寝ていて、三角にとがったていてフロントフェンダーを兼ねているものが多いようです。バンク角の事を考えたり、エンジンや駆動系がむき出しになる事による整備性の向上からこの様な後ろ上がりのデザインが生まれたものと考えられます。(機能優先) これに比べると、レトロタイプは機能よりもデザイン優先と言えましょう。スクーターでなくバイクでも機能優先のレーサーレプリカからネイキッドやレトロスタイルに流行が変わっています。その他にバイクスタイルというステップスルーでなく、ニーグリップ出来るタンクを持ったSUZUKIストリートマジックもあります。
ほとんどの現行国産車は前者の後ろ上がり型ですが、97年から、後者のレトロタイプのものが出てきました。50ccではHONDA GIORNOJULIOやYAMAHA VINOがあります。そして、50ccだけでなく90ccもラインナップされたHONDA Jokerがあります。
後ろ上がり型の原付2種にはSUZUKI AdressV100、YAMAHA AXIS90、YAMAHA JOG90、HONDA Lead90、HONDA Broad90、HONDA Cabina90があります。50ccでは多く有り過ぎるので省略します。
どちらのタイプを選ぶかはお好みですが、走り優先であれば、後ろ上がりでしょう。私は走り屋ではないし、スタイル優先で高級感あふれるものをという事でJoker90にしました。


HONDA Joker誕生まで

まず、HONDAの原付2種スクーターの流れを見てみましょう。
125ccクラスはともかく、その下のミドルクラスはLead80が最初でしょうか。その後、モデルチェンジにより、90ccとなります。このLead90が現在のHONDA90ccスクーターの基本になります。また、以前は4ストのスペーシーもありました。現在の90ccラインナップは、HF05Eというエンジン型式の空冷2サイクル単気筒で48mmのボアと49.6mmのストロークを持つ89ccのものが使われています。
Leadは基本になるモデルで、フロントサスはボトムリンクと呼ばれる乗り心地のソフトなものです。また、TLADと呼ばれるアンチノーズダイブ機構がついています。Cabinaは珍しい屋根付きのスクーターです。さすがに車重は重いです。BroadはCabinaから屋根を取り去った兄弟車です。CabinaとBroadは今時前後輪ドラムブレーキです。リヤホイールはLeadと同じ10インチですが、フロントは12インチとなっています。

さて、YAMAHA SRのロングセラーから端を発したバイクのレトロスタイルがスクーターへとやってきました。そこでHONDAはLeadをベースにJokerを作りました。エンジンや駆動系等のコンポーネントは共通ですが、フレームや車体は新しくなっています。スクーター随一の大きくてワイドなアメリカンスタイルのパイプハンドル(直径1インチ)に大柄なティアドロップのボディー、ベイツスタイルのヘッドライトとメッキリヤバンパーというデザインです。また、前後のホイールも新たに型を起こしたアルミディシュホイールとなって、太いタイヤに対応しています。フロントブレーキのデイスクプレートもLeadとは別の物が使われています。ミラーもメッキの上質な物ですし、スピードメーターもメッキの小ぶりなものになっています。ウインカーやテールランプもメッキされた別体型のものになり、フュエルメータが無い代わりに警告灯が付きました。それに立体のJokerロゴのエンブレムが付いています。
さて、このスタイルはVespaの真似ではなく、そのルーツはHONDAの初代ジュノオから来ているのではと思われます。風防こそ付いていませんが、特にリヤ周りにその面影があります。それにVespaにはパイプハンドルはあってもアメリカンなものではありません。HONDA自身はJokerをアメリカンカスタムスタイルと名付けています。

Joker90(ノーマル)初代ジュノオ

左がJoker90、右が初代ジュノオ(ホンダのページへのリンク)です。


Joker年史

96年7月17日
 新製品Joker50発表 ホンダのニュースリリース
 カラーはブラック、マックスシルバーメタリック、キャンディメープルレッドの3色
96年8月30日
 Joker50発売
96年9月25日
 Jokerに90cc版追加発売の発表 ホンダのニュースリリース カラーは50と同様
96年10月1日
 Joker HOME PAGEというスペシャルページが出来る。TAC企画が制作。
 その一環としてTEAM Jokerを結成し「東京Joker 美女とジョーカーを捜せ」という企画(ボイス・クライス制作)も行われる。
96年10月5日
 TEAM Joker RIDING PROMOTION始まる。10月7日からJoker, find out cityというページが有った。
 マスコミや販売店等を廻る。夕刊フジのZAKZAKに訪問 アーカイブ ミラー
96年10月23日
 Joker90発売
96年11月10日
 TEAM Joker RIDING PROMOTION終了
97年
 月刊オートバイ誌の読者人気投票原付二種部門でJoker90が1位を獲得\(^o^)/
97年6月
 限定モデルのホワイトエディション発売
97年12月10日
 新色パールシャーウッドグリーンを追加、キャンディメープルレッドは廃色。ホンダのニュースリリース
97年12月24日
 新色発売
99年12月
 Joker50生産終了
2000年8月
 Joker90生産終了

Jokerホワイトスペシャル


1998

3/31 追記
 Jokerの元になったLeadが3月にモデルチェンジしました。90ccから100ccになり、マフラーに触媒が入りました。エンジン型式もHF05EからJF06Eになりました。フロントサスもテレスコピックになり、ホイールも変っています。HF05Eを積んでいるJoker、Cabina、Broadのエンジンも変更の可能性があります。車体はどうなるのか気がかりですね。ライバルのAdressV100は113ccのモデルが加わるようです。
 レトロスタイルの新顔として、スズキからヴェルデが発売されました。50ccのみでビーノやジョルノの対抗馬というところでしょう。

5/16 追記
 外車にもレトロスタイルのものがありました。MalagutiYesterdayです。日本のものとはかなり違います。
6/7 追記
 スズキのアドレス110Verdeのページが出来ています。
7/14 追記
 スズキからストリートマジックII 110が新発売になりました。
7/22 追記
 ホンダからJulioが発表、7/31発売です。レトロスタイルですが、マフラーは触媒付きです。スペシャルページ
10/7 追記
 ヤマハからグランドアクシス100が9/20新発売になりました。台湾ヤマハ大兜風です。
12/30 追記
 ヨーロッパヤマハでWhyが発売になっています。ホンダのViaに似て16インチホイールを持つヨーロピアンスタイルですが、ライト廻りなどにメッキパーツを用たり、落ち着いたカラーリングでレトロな風味を出しています。
1999
7/8追記
 ホンダからジョルノ クレアが発売になりました。何と4ストです。
 また、apriliaHabanaも日本に輸入される様です。スタイルはJokerに非常に似てます。
9/30追記
 ホンダから8月にカブエンジン搭載のミッション付きスクーターのジョルカブが発売されました。ジョルノとカブの合いの子です。
12/16追記
 ホンダのラインナップからCabina、Broadが無くなりました。これは2輪排気ガス規制による生産中止によるものでしょう。Jokerはラインナップに入っていますが、もう生産されていない様です。

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